• 文芸出版七十年

一期一湯 都内湯屋巡り「清春湯」(中野区・弥生町)

大江戸線・西新宿駅から一〇分ほどで到着。清潔な湯屋はたくさんあるが、木目のぬくもりがうれしい床や壁、新装なのだろう、こんなきれいな銭湯は少ない。一〇〇円コイン式ロッカーも新しい。シャンプー・ボデイソープは完備。大きな椅子と湯桶はおそろいのベージュ色、ラカンから勢いよく出る冷水。タイル絵は山のふもとの湖、ひっそりとたたずむ?白鳥の親子。番台には長い髪の素敵なギャル、清々しい気持ちになる湯屋だった。春にまた来よう。(2014・長月)