北千住東口から徒歩十分、商店街を抜けたら大和湯はあった。薄暗い湯殿のペンキ絵はパネルで、男子側がノイシュバンシュタイン城、かたやレマン湖。この日はその後、クラシックの生演奏の店でバイオリンの名曲を聴いた。ここまでは昨年の …
続きを読む四つ目通りを渡りスカイツリーから5分程、八百屋と洋装品店にはさまれてさくら湯はあった。八百屋さんには大勢の人だかり、一方洋品店には誰もいない。それは観光バスと外国人が行きかうスカイツリーとこの老人の多い町との対比にも思え …
続きを読むレトロ過ぎる空間、まるでSPレコードを聴くような、昭和中期の雰囲気だ。大木戸より数分、もうどの銭湯にもない常連用の鍵付き小棚大型の棚、まさにガラパゴス系の湯屋だ。期間をおいて?男女湯場を交替しているという。本日は石川県の …
続きを読む錦糸町と押上のほぼ中間、大通り角の横川交番の裏手にあり、スカイツリーの見える銭湯、がキャッチフレーズらしい。大きな富士山と周囲の山並みが調和して手前の海はのどかな日和。天井の白が清潔感を醸してくれる。サウナは二百円加算、 …
続きを読むレトロな、あまりにレトロな昭和そのものの湯屋だ。番台は昔風で両翼が望める。 四十人は座れるガラン、それなのに日曜日の夕方、私を入れて四人。定番のペンキ絵は男女とも青く塗りつぶされていて何ともさびしい。 温水から熱水ま …
続きを読む練馬駅から一分でこれるこの湯屋も駅前の地価の高騰、もしくは経営者の世代交代による問題なのか、マンション建設にあいなった。代わりに駅前には複合大型施設がこの春に誕生した。準急・急行が停まり、大江戸線が通り、とても便利で活 …
続きを読む薄緑色にくすんだPh7・7の軟水はすべすべ・ぬるぬるで温泉に入った肌触り。鉱物の成分表も掲げてある。富士は男女の境にどちらからも見えるように描かれ男湯側は芦の湖風。湯船のタイルには富嶽参拾六景から淀川や日本橋の絵も。 …
続きを読む地下鉄・新中野から公園を横目に南へ数分、旭湯についた。トイレは木戸風、タイル絵は西伊豆からの一幅の空と海、富士山は質素で品がいい。男女を仕切る柱には花と美容、両方を営む「イトウ」の広告板が掛っている。土曜の夕方、差し込 …
続きを読む久米川駅から10分ほど、ヒートポンプ方式で湯をわかしているという。タイル絵は栗毛二頭と白馬一頭、水切りのためなのかケロリン桶は逆さに重ねてある。脱衣所の鏡が丁度正反対側にありガラス戸を通して湯殿から三頭が伺える。大きな水 …
続きを読む地下鉄・神楽坂駅から徒歩5分、大久保通り沿いにある。雲のたなびく富士山の下、湯につかり十数人が黙々と体を洗い、流す。有料のサウナと水風呂を何度も往復する若者がいる。近くに善國寺がある。石段をあがると一対の石寅、少し大柄 …
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