• 文芸出版半世紀

一期一湯 都内湯屋巡り「鶴の湯」(台東区・東上野)

上野からは少し遠い、銀座線・稲荷町からなら5分。昔ながらの番台に女将さんは和服で座し、男女の湯殿を睥睨している。手前には大判のタオルが積まれ、これが無料と言うからなんとも嬉しい、もちろんシャンプーとリンスも 脱衣後は木戸風のドアから入る。絵は富士ではなく、飛翔している幾匹かの青や藍色の鶴。この日はご老人が数人だけ。トイレの前には、小ぶりの枯山水と石灯籠が情緒をかもす。湯屋の反対はイタリアン、こちらはどんな味?(2013・冬)